CINEMAコーナーやイラストレーター・佐藤ジュンコ連載を担当する。趣味は山登りで、毎月の校了の山も駆け登る!
仙台原石図鑑やカメラ片手に気ままなバス旅を担当。仕事で嬉しかったこと第1位は、大好きな女性アイドルにインタビューできたこと!
空手では黒帯、営業マンとしてはまだまだ白帯。忍耐力を武器に日々の営業に努める。武の道、営業の道を極めるため邁進中!
編集局 S-style編集部 課長代理
『せんだいタウン情報 S-style』 編集長
小山内 まずは3人の現在の部署と仕事内容について教えてください。
髙橋梨紗 私はS-style編集部で、編集業務を担当しています。2年目を迎えた現在は、デスクと呼ばれるリーダーとなり、1つの特集を取りまとめるなど大きな仕事を任される機会も増えています。レギュラー連載では「CINEMAコーナー」を担当。監督や役者の方から直接お話を聞けるなど大きい舞台で自分の力を発揮できる場面が増え、自らの成長も感じています。
髙橋有沙 最初はクリエイティブチームに仮配属され、広告作成に携わっていました。外注のライターやカメラマンに仕事を依頼することが多く、取材撮影の現場ではライターやカメラマンに指示を与えるなどディレクションも行いました。10月からはS-style編集部に異動し、媒体の編集業務を行っています。仙台で活躍する若手の人たちを取り上げる新企画「仙台原石図鑑」の立上げに加わったほか、『日刊せんだいタウン情報S-style Web』では記事のアップを始め、マネジメントなども担当。仮配属先での経験が糧となり、1年目からある程度の仕事を任せてもらい責任感とともに充実感を覚えています。
近光流 4~9月は、会社案内や企業のプロモーション、ブランディングなどを行うセールスプロモーション(以下、SP)部に仮配され、テレアポや飛び込みなど営業の基礎を学びました。10月からは営業局マーケティング部に異動となり、『せんだいタウン情報S-style』や『Kappo 仙台闊歩』をはじめとした媒体の営業を行い、飲食店や企業などから広告をいただいています。会社案内など、それぞれに納期があるSP部と比べ、マーケティング部は毎月〆切が設けられているためスピード感が違いますが、徐々にマーケティング部のスピード感に体が馴染みだし、SP部で学んだ基礎が成果に結びつくようになっています。
小山内 社歴1~2年とフレッシュな3人ですが、入社して意外に感じたことはなんですか? 遠慮せず本音を話してくださいね(笑)。
髙橋梨紗 入社前は、編集業務という仕事に対して華やかなイメージがあり、雑誌を作る工程も楽しみにしていたのですが、実際に自分が業務に当たるようになって、とにかく細かくて地道な作業ということを実感しています(笑)。
髙橋有沙 いい意味で意外だったのは、退社時間や有給休暇などがきちんと決まっていることです。一部の報道などで伝えられているように広告業界、出版業界は「日付が変わるまで帰れない」「徹夜は当り前」といったブラックなイメージもあったのですが、残業時間も決められていて安心して働いています。
小山内 弊社の勤務時間は9時から20時30分の間に定められており、20時30分には全員退社するのが決まりになっています。残業時間も他の業界より少ないかもしれませんね。では、近くんどうぞ。
近光流 一番驚かされたのは媒体力、知名度の高さです。営業と聞くと厳しい業務というイメージを持たれると思いますが、テレアポや飛び込みで『せんだいタウン情報S-style』や『Kappo仙台闊歩』と名乗ると、「S-styleさんね」、「Kappoさんですね」と媒体の名前を知ってくださっていることも多いので、話の取っ掛かりを得られて助かっています。
小山内 実際に仕事をしていく中で、どんなときやどんなことにやりがいを感じていますか?
髙橋梨紗 この仕事に就いて「本当に良かったな」と思えるのは色んな人たちに会えることです。映画監督や俳優さん、料理人の方などに直接お会いして話を伺えるのは『せんだいタウン情報S-style』や『Kappo仙台闊歩』を作っている私たちならではの機会と思い、すごくやりがいを感じています。映画監督の周防正行さんにインタビューしたときには、お話も面白く充実した時間を過ごせたと実感しました。母がずっとファンだった香取慎吾さんなど、自分の周りの人たちが憧れている人たちにインタビューできることも貴重な体験だと感じています。
髙橋有沙 『せんだいタウン情報S-style』や『Kappo仙台闊歩』は、本屋さんはもちろん、スーパーやコンビニにも並んでいるほか、ネットでも記事を見ることができるので、家族や友だちから「今月号見たよ。めっちゃ面白かった」とか感想を言われることが多いんです。そのたびに、「今月も頑張って良かった」「来月はもっと頑張ろう!」と思えますし、すごくやりがいを感じています。
近光流 営業で、さまざまな職業の方にお会いしますが、実際に話してみたり、見てみないと分からない職業も中にはあるじゃないですか。そのような人たちの仕事内容を『せんだいタウン情報S-style』や『みやぎで働く』といった雑誌などの媒体を通じて、世の中の人たちに伝えられることにやりがいを感じています。自分の営業の成果を、情報として多くの人に伝えられることが喜びにもなっています。
小山内 掲載されたお客さまから感謝される機会なども多いですか?
近光流 はい。とくに写真撮影に関しては、「ここを撮ってみては」など仕事の内容が伝わる場所やシーンなどを提案しています。その提案に沿った写真を見て、いい意味で「うちの会社じゃないみたい」と言われたり、自分が営業し、掲載に結びついた飲食店などから「S-styleの反響あったよ」などと言われることも多いです。
小山内 仕事をこなすことも大切ですが、オンとオフの切り替えなど、ワークライフバランスについてはどのように感じていますか?
髙橋梨紗 土日が休みなので、平日の5日間をしっかり働いて、土日にリフレッシュしている感じですね。山登りが趣味で、学生の頃から6年間登っていますが、今も週末に東北の山へ出掛けて登るのが一番のリフレッシュになっています。『せんだいタウン情報S-style』の2020年2月号からは、私が部長を務める登山部に関する連載が始まり、会社の人と趣味を共有した時間を過ごせる居心地の良さも感じています。
小山内 『せんだいタウン情報S-style』編集部は、月1回の校了へ向けて動いているので、校了まで間がある週などは、時間的余裕もある感じですね。
髙橋有沙 プレスアートには土日休みの他に、記念日休暇という制度があり、自分の誕生日ともうひとつ、自分で設定できる記念日に有給休暇をとれるのが嬉しいです。
小山内 「有給休暇をどんどん消化していこう」という社風がプレスアートにはありますからね。
髙橋有沙 その社風にも後押しされ、土日の休みに記念日休暇をつけた3連休などを自分で設定し、旅行を楽しんでいます(笑)。
近光流 私は20年間空手を続けています。高校入試や就職など人生の節目で辞めていく人が多く、自分も「就職したら道場に行けなくなるんだろうな」と思っていました。しかし、早く帰社できる日も多く、現在も週に2、3日は道場に通っています。道場での稽古は気持ちのリフレッシュにもなっています。空手が生活の軸でもあり、金曜日には稽古の時間が終わっていても道場で自主練習に励んでいます。2019年の4月には世界大会、9月には東北大会に出場しました。大会に照準を合わせられる意味でも土日が休みなのは大きいですね。
小山内 近くんは型競技で世界一になったこともあるんですよね。仕事場で、先輩の教え方などに不満を感じることはないですか?
近光流 中学・高校の部活では先輩がいなかったので入社して初めて先輩ができたことが新鮮でした。また、空手では教える立場になることが多いので、後輩として先輩に教えてもらえる嬉しさも感じています。
小山内 プレスアートへの入社を志望する学生さんたちへ「こんな人が向いている」、「安心なポイントはここ」などのメッセージをお願いします。
髙橋梨紗 心も身体もタフな人が向いていると思います。地道で細かい作業を続けられる強い精神力のほかに、色んな方との関りが多い分、要望や意見、アドバイスをいただく機会も多いので、それらに対して素直な気持ちで受け止められる心のタフさも求められます。校了という山に向かって、編集部一丸となって登りつめていくので、誰かが病気やケガをしてしまうと、その分を埋める時間がかかってしまうことも。体力面でもタフな方と一緒に働けることを楽しみにしています。
髙橋有沙 『せんだいタウン情報S-style』や『Kappo仙台闊歩』では掲載する店舗の選択なども業務の1つなので、飲食店や食べることに興味・関心を持っている人、仙台という街をもっと知りたいという探求心が強い人が向いていると思います。私も入社後に今まで行ったことがない店に足を運ぶようになりました。路地裏の店などをたくさん知ることができてすごく楽しいし、「もっともっと知りたい」と思わずワクワクしちゃいます。そういう探求心を持っている人と一緒に働けたら嬉しいです。
近光流 営業目線でいうと、めげない気持ちが必要だと思います。もちろん、先輩から引き継ぐクライアントもありますが、それ以上に新規開拓が求められます。テレアポや飛び込みでも断られることが多いです。そこで、すぐに結果を求めるのではなく、「めげずに続けていこう」という気持ちが大切だと思います。今はダメでも、1ケ月後、2ケ月後の成果につながることを考え、ダメでも楽しめる気持ちがあれば大丈夫です。諦めないで前向きに頑張れる人が向いていると思います。
小山内 精神力。食べることへの興味。ストイックな姿勢と3人それぞれの個性が反映されたことは興味深いです。もしかしたら、一番大切なことは「自分が好き」ということかもしれませんね(笑)。ちなみに、現在、「せんだいタウン情報S-style』編集部は全員女性なのですが、男性として感じていることなどはありますか?
近光流 女性が牽引しているイメージが強く、実際に全員女性で構成されているS-style編集部ですが、『せんだいタウン情報S-style』の特集や企画には、ラーメン特集や大盛り企画のように、男性寄りのものもあります。企画を一緒に展開していく中で、思わぬ着想を得たり、男性目線の意見が新鮮だったりと、編集部でも男性が活躍できる場面があると思います。
小山内 たしかにそうですね。男性向けの企画はもちろん、力仕事などもありますので、編集部でも新人男性はウェルカムです。充実した座談会になりました。ありがとうございます。